当社代表相澤謙一郎が、「かながわサーキュラーエコノミーフォーラム2020」に登壇いたします。
SDGsを達成するための切り札として、EU で急速にサーキュラーエコノミーという考え方が勃興し、地域に根差した経済の仕組みとして普及しつつあります。サーキュラーエコノミーとは、循環型経済とも呼ばれ、これまで「廃棄」されていたモノや未使用の空間などを富の源泉である「資源」として捉え、経済循環の仕組みに積極的に取り込んでいくことを中心に据える経済活動です。
従来の大量生産・大量消費・大量廃棄の社会経済モデルに代わる、地球環境や雇用・労働環境に持続可能性をもたらすオルタナティブな社会経済の仕組みとしても注目されています。
YOKOHAMA リビングラボサポートオフィスでは、このサーキュラーエコノミ―の考え方にプラスして、モノやサービス、空間だけでなく、「ひと」のエンパワーメントや持続可能性に着目し、サーキュラーエコノミーplus という社会経済のビジョンを構想しました。
そして、サーキュラーエコノミーplus を具現化するために「ローカル・フォー・ローカル」「サステナブルデベロップメント」「パラレルキャリア」「ヘルスプロモーション」という4つの領域で、多様なプロジェクトを展開し始めています。
この「かながわサーキュラーエコノミーフォーラム2020」とは、横浜で始まった、サーキュラーエコノミーの動きを、官民の同志を募り、神奈川県全体に広げて行くために開催するものです。
■開催概要
日時:2020 年 1 月 13 日(月)14時30分~17時30分
場所:富士通エフサス みなとみらい Innovation & Future Center
主催:一般社団法人YOKOHAMA リビングラボサポートオフィス
参加費:無料
定員:120名(先着順となります)
URL:https://livinglabsupportoffice.yokohama/2019/12/21/kanagawa-circular-economy-forum-2020/
■当日の内容
◎趣旨説明(5分)
「時代がサーキュラ―エコノミーを求めている」
河原 勇輝 氏(一般社団法人YOKOHAMAリビングラボサポートオフィス 代表理事)
かながわサーキュラ―エコノミーフォーラムの開催趣旨とリビングラボサポートオフィスについて説明します。
◎基調提言(15分)
「横浜から始めるサーキュラ―エコノミーplus」
関口 昌幸 氏(横浜市政策局共創推進課担当係長)
横浜で展開しつつある「サーキュラ―エコノミーplus」の考え方と取組の方向性について説明します。
◎基調提言へのコメント(15分)
「世界のサーキュラ―エコノミーと横浜のサーキュラ―エコノミーplus」
安居 昭博 氏(サーキュラ―エコノミー研究家・アムステルダム在住)
世界のサーキュラ―エコノミーの動向を展望しつつ、横浜のサーキュラ―エコノミーplus の意義についてコメントします。
◎講演(25分)
「サーキュラ―エコノミーを具現化する地域循環共生圏の可能性と課題について」
中島 恵理 氏(環境省大臣官房環境計画課計画官)
サーキュラ―エコノミーのビジョンをわが国において初めて政策として具現化した環境省が進める地域循環共生圏の可能性と課題について説明します。
◎ショートピッチ&ディスカッション(45分)
「横浜におけるリビングラボとサーキュラ―エコノミーの展開について」ピッチ&デスカッション
YOKOHAMA リビングラボサポートオフィス プロジェクトリーダー
横浜市内の各地で展開されているりビグラボの取組について、サーキュラ―エコノミーという観点から報告し、今後のあり方について議論します。
◎ショートピッチ&ディスカッション(45分)
「神奈川におけるサーキュラ―エコノミーの胎動について」
神奈川県内の自治体職員及び民間企業の担い手たち
神奈川県内の各地で胎動するサーキュラ―エコノミーの実践について報告し、議論します。
コメンテーター:
大澤幸生 氏(東京大学大学院工学系研究科システム創成学専攻教授)
近藤早映 氏(東京大学 先端科学技術研究センター 地域協創リビングラボ 特任助教)
◎秋田県湯沢市からのリビングラボとサーキュラ―エコノミーの展開(10分)
佐藤愛子 氏(湯沢リビングラボサポートオフィス準備委員会)
横浜のリビングラボと連携しながら秋田県湯沢市で取り組まれているサーキュラ―エコノミーの実践について説明します。
◎サーキュラ―ブランドプロジェクトの説明と参加の呼び掛け(10分)
山岡仁美 氏( 株式会社グロウス・カンパニー・プラス代表取締役・サステナブル・ブランド国際会議2020横浜プロデューサー) 他
2020年2月19日・20日にパシフィコ横浜で開催予定の「サステナブル・ブランド国際会議2020横浜」に向けて始動しつつある「サーキュラ―ブランドプロジェクト」について説明し、プロジェクトへの参画を募ります。
◎終わりにー今後のサーキュラ―エコノミーの展望について(10分)
加藤佑 氏( IDEAS FOR GOOD 編集長・ハーチ株式会社代表取締役 )
最後の挨拶を兼ねて、今後のサーキュラ―エコノミー取組のあり方について展望します。