株式会社ニフコ様 Voice

HAJICHECK

CLIENT INTERVIEW

『足から健康を変える』挑戦に伴走
— HAJICHECK が拓くヘルスケアの未来

PROJECT OVERVIEW

株式会社ニフコ様
「HAJICHECK」

ヘルスケアデバイス「HAJICHECK」について、タイムカプセル社はプロトタイプ段階から伴走し、 サービス開発・UI/UX・アプリケーション開発を支援。

「HAJICHECK」は製造業が抱える労災の中でも転倒といった労災に向き合う新しいアプローチとして、 足把持力(足はじ力)に着目したヘルスケアデバイスです。

HAJICHECK ロゴ画像

インタビュー

Q

まずはじめに、貴社の事業概要について教えてください

A

株式会社ニフコは、自動車分野を中心に、国内製造業を支える多様な製品を展開する企業です。
一方で、既存市場の変化を見据え、自動車以外の領域にも積極的に挑戦しており、社会課題の解決につながる新規事業開発にも力を入れています。
特に製造業における高齢化や労災リスクといった課題に対し、健康・未病領域でのソリューション創出を重要テーマとして位置づけています。

Q

HAJICHECK開発に至った背景

A

製造現場では転倒による労災が深刻化しており、生産性に直結する大きなテーマでした。
その中で、足把持力(足はじ力)が転倒リスクや姿勢バランスと強く関係することが、文献やリハビリ現場の知見から明らかになってきました。
しかし、足はじ力は一般にはまだ知られておらず、測定できる環境も限られていました。
「足はじ力を健康のバロメーターとして一般化できないか」
この想いが、HAJICHECK開発の出発点です。

Q

足はじ力が健康指標として有効だと感じた具体的なエピソードがあれば教えてください。

A

足はじ力に注目した背景には、私自身のスポーツ経験と、身体の使い方への関心がありました。
もともと運動をしていたこともあり、「足と健康のつながり」は以前から強く意識していたんです。
さらに、リハビリ病院の先生とお話しする機会があり、足裏の状態や足指の使い方が、膝の痛みや姿勢の問題と密接に関係しているという専門的な知見をいただきました。
浮き指のように、指がしっかり地面に着いていない状態がさまざまな不調につながることも知り、「足から健康を見直す」という視点が一気に広がりました。

とはいえ、当初は「足はじ力を測ることで本当に健康改善につながるのか」という段階で、まだ仮説にすぎませんでした。
その仮説が確信に変わった瞬間が、2つあります。

1つ目は、ある番組で足はじ力・転倒リスクの強い相関が紹介されたこと。
番組内で科学的なデータが示され、足はじ力が身体機能に大きく影響することが明確に示されていました。
「足はじ力はやはり重要な指標だ」と強く感じました。

2つ目は、プロトタイプを持って参加したスポーツイベントでの実測結果です。
トレイルランニングのイベントで多くのアスリートに測定してもらったところ、一般の方と比べて圧倒的に足はじ力が高かった。
山を登ったり下ったりする競技特性上、足指を使う重要性が高く、その結果が数値としてはっきり表れました。
この体験を通じて、
「足指の使い方はパフォーマンスに直結している」
という仮説が実感を伴って裏付けられました。

こうした経験の積み重ねから「足はじ力は健康状態を示す重要な指標になり得る」
という確信が生まれ、HAJICHECKの開発に本格的に着手しました。

HAJICHECK はじ力チェック
Q

当社を開発のパートナーに選んだ理由を教えてください。

A

タイムカプセル社を選んだ理由は、
迅速な開発力、柔軟な対応力のみならず、地域課題の解決に共に取り組める点が大きな決め手になりました。

ニフコとしては、横須賀という地域で事業を展開する企業として、地域の高齢化や健康課題に向き合うことを重要な使命と考えていました。
地域の中で企業同士が連携し、経済活動と社会課題の解決を循環させていくことが大切だという思いがあり、その観点から、同じ横須賀に拠点を置き、
開発力と柔軟性を持つタイムカプセルさんにパートナーとして声をかけました。

HAJICHECK
Q

実際に開発してみて、どのような成果や反応がありましたか?

A

利用者は子どもから高齢者まで幅広く、測定結果が可視化されることで「自分の身体状態を知るきっかけになった」という声が多く寄せられています。
特に印象的だったのは、リハビリ施設での体験会。
開始前から多くの方が並び、測定結果と転倒リスクの関係を理解しながら楽しんで参加されていたという嬉しいお声をいただきました。
また、自社内にも設置したところ、
「毎日測定する社員がいる」「数値が上がることがモチベーションになる」といった個々人の健康意識の向上のみならず、
「メンバー間や掃除スタッフとの会話が生まれる」など、職場コミュニケーションの活性化という副次的な効果も大きかったと感じています。

Q

「HAJICHECK」は、ウェルエイジング経済フォーラム「Well-being & Age-tech 2025 Award」において審査員特別賞を受賞するなど、高い評価を得ています。
今後、どのような展開を描いていらっしゃいますか。

A

HAJICHECKでは、医療が介入する前の未病の段階で、身体の変化に気づき、行動につなげられる仕組みを広げていきたいと考えています。
足はじ力はその入口ですが、将来的にはバランス能力や心拍、体力測定など複数の指標を組み合わせ、フィジカルリスクを総合的に可視化できるサービスへ発展させる構想です。
ヘルスケアには多様な企業が関わっているため、連携を深め、データを社会に活かせる形で統合していくことも重要だと考えています。

また、HAJICHECKを全国に広げ、誰でも気軽に測定できる環境づくりを進めていく予定です。
運動機会が減っている子どもたちに向けた活用も視野に入れており、身体を動かす場づくりにも貢献していきたいと考えています。

HAJICHECK Well-being & Age-tech 2025 Award 審査員特別賞

CLIENT

株式会社ニフコ

株式会社ニフコは、自動車分野を中心に、国内製造業を支える多様な製品を展開する企業です。
一方で、既存市場の変化を見据え、自動車以外の領域にも積極的に挑戦しており、社会課題の解決につながる新規事業開発にも力を入れています。
特に製造業における高齢化や労災リスクといった課題に対し、健康・未病領域でのソリューション創出を重要テーマとして位置づけています。